体脂肪と体脂肪率 [ダイエット]

肥満レベルを測る基準として、体重と体脂肪率があります。ダイエットするなら、体重とともに体脂肪率も気にしないといけません。体重と体脂肪率のバランスのとれたすてきな体を目指しましょう。 体脂肪とはそもそも体脂肪って何なんでしょう?体脂肪とは、体の中に蓄えられた脂肪のことです。人間の体は、余ったエネルギーをいざというときのために、脂肪に変えてとっておきます。それを体脂肪といいます。 つまり生きていくうえで、ある程度の体脂肪は必要ということです。単にエネルギーになるだけじゃなく、体を保温してくれたり、内臓を守って正しい位置に保ってくれたり、身体のためにいい働きをいろいろしてくれます。 ただためすぎてしまうと、生活習慣病の元になったり、足りなすぎてもそれはそれで病気になりやすくなったり、女性の場合17%以下になると、月経機能が維持されなくなる危険性があります。これには注意が必要です。 体脂肪率とは体脂肪率っていうのは、体の中で体脂肪が占める割合をいいます。体脂肪率を知るには市販の体脂肪計を買うのが一番手っ取り早いです。ダイエットをやるなら、これは絶対欠かせないアイテムです。 ここで、市販の体脂肪計はどうやって体脂肪率を計測しているのかを説明しますね。人間の体は、大半が水分、筋肉、脂肪からできています。水分はもちろん、筋肉も電気を通しやすい性質を持っています。逆に脂肪は電気を通しにくい性質を持っています。 これらの性質を利用して、体に軽い電流を流して、電気の通りにくさ、つまり電気抵抗(インピーダンス)を計測して、脂肪の量を計算するのが、市販の体脂肪計のシステムです。たとえば水分と筋肉が多ければ、電気抵抗は少なくなるし、脂肪が多ければ、電気抵抗は大きくなるというわけです。 入力された身長によって、電流が流れた長さを知り、最終的には、たくさんの人の計測結果から得られた平均値と照らし合わせて、これぐらいの身長の女性で、これぐらいの電気抵抗なら、体脂肪率は○%だ!と計測結果を表示します。 つまり、メーカーによって集計した平均値のデータが違うので、体脂肪率も微妙に変わってくることになります。とはいえ、もちろん参考にはなりうる計測結果は得られます。特に体脂肪率の増減を知る意味では、市販の体脂肪計でも十分だといえます。 ただし、体脂肪計で計測する体脂肪率は、体重以上に、時間帯や条件によって変わってきます。それは体脂肪計が上記のような方法で計測するので、体内の水分量や分布のしかたによって、大きく影響を受けるからです。詳しくは、体重減なのに体脂肪率増?を参考にしてください。 体脂肪計は大きく分けて2種類あって、両手に持つタイプと、体重計と合体した上に乗るタイプのもの。どちらも片方から片方に軽い電流を流して、その電気抵抗を測っています。両手に持つタイプは性別、身長、体重を入力してから計測。上に乗るタイプは性別と身長を入力して、体重は計測したデータを使います。 個人的には、上に乗るタイプの方が、入力したデータを記憶しておいてくれるし、おすすめです。ちなみに妊娠中でも問題ないぐらいの電流だけど、妊娠中は誤差が生じやすいです。また心臓ペースメーカーを使ってる人は、念のため使わないほうがいいでしょう。 体脂肪率の目安さて話を戻して、体重ばっかりを気にしてると、たとえば体重は落ちたけど、実は骨や筋肉がやせただけで、体脂肪率は高いまま、いわゆる「隠れ肥満」になる可能性があるし、逆に、体重はあるけど、実は筋肉質で体脂肪率は低くて、ダイエットの必要がなかったなんてこともあります。下に適正体脂肪率の目安を載せておくので、参考にしてみてくださいね。 【女性体脂肪率の目安】 体脂肪率 レベル ~19.9% 低い 20~24.9% 適正 25~29.9% やや高い 30%~ 高い 【男性体脂肪率の目安】 体脂肪率 レベル ~14.9% 低い 15~19.9% 適正 20~24.9% やや高い 25%~ 高い 私の場合、ダイエット前は33%で「高い」にあった体脂肪率が、ダイエット後は19%「低い」になりました。みんなもがんばれば必ず落とせます。でもこれ以上は落とさないようにしています。さっきも書いたように、体脂肪は体に必要なものなので、落としすぎちゃうと体を壊してしまいます。 ちなみに、体脂肪率というのは、歳をとると共に上昇する傾向があります。上に載せたのは20代の体脂肪率の目安なので、ご了承ください。適正体重と適正な体脂肪率を目指して、ダイエットがんばってください!
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